カンボジアで児童虐待、性的搾取を受けた著者のノンフィクション。
男女平等が掲げられた現代でも、国が違えば人権さえも得られず生きている人たちがいる。
日本中の人たちがこの問題について、もっと考えるように情報提供をして欲しいと思った。知ってる人しか知らない世界の問題が多すぎる。
作中に書かれている虐待は、悪魔の所業としか思えないほど酷い。
精神がぽっきり折れてもおかしくないほどの状況から立ち上がり祖国の女性のために尽くすソマリー・マムは、「自分と同じ子供を作りたくない」というその一心で強くいられるのでしょう。