COUNTER BREAK

ブイさんと本と映画などの記録。

35歳を救え

就職氷河期に就職した今の35歳にスポットを当てたNHKで放送された番組を書籍化。
バブルを知らず、物心ついたときから社会は不況で、就職は大変。
未来に希望を持てない35歳世代。
その世代を救わずして、日本に明日はない。と説いてます。
分かりやすく問題点を書いているので勉強になります。



前に岡田のラジオに来た方が「好景気はお金が動いている状態」と言う話をされていました。
まとめると、

不況なのは、国民がお金を貯め込んで使わないから経済が回っていない。
なぜお金を使わないのか? それは政府が信頼できないから。自分の事は自分で守るために貯蓄に走る。
国民全員が貯蓄の一割を使えば、すぐに景気は良くなるそうな…。




日本人の国民性「備えあれば憂いなし」が、備えすぎちゃって憂いになっているという矛盾。



現在の35歳世代は税金、年金など支払った額より、受け取る額は200万ほど下回る。
35歳世代でこれだから、今の子ども達はますます負担だけが大きくなる。

信頼できる国家になるには、まだ相当時間がかかりそうですね(-_-;