COUNTER BREAK

ブイさんと本と映画などの記録。

新世界より 下

上巻は長いとずっと思ってたんですが、下巻になると同じ厚さなのに長いと感じませんでした。
上巻での謎が解明していき、混乱に巻き込まれていく人間たち。
戦闘シーンは、先が気になってぐいぐい読みました。
道具のように扱い排除していたバケネズミの正体が、最後になって明かされる。
それは人間のエゴを浮き彫りにする重い真実だった。

最後が重い……。
人間の業の深さを考えさせられます。
貴志さんの小説は外れなしです。