ゲゲゲの女房 完結
終わっちゃいましたよ。
寂しい…!
レコーダーの予約を消したときの何ともいえない寂しさ。
毎日会社から帰ってきて、15分間これを見てから動いていたので、毎日の習慣が減ってしまいます。
頑張って先を行き周りを引っ張る元気で逞しいヒロインではなく、先を行く人の背中を支え、何があってもおおらかに受け止めるヒロインのフミちゃん。
時代を逆行する昭和の女でしたが、受身のヒロインがこれだけ支持されたってことは、現代の人は男女問わずこんな人が傍にいて欲しいと思っているのではないかと。
私もフミちゃんが嫁に欲しい!
回想で若い頃を二人を見ると懐かしい気持ちになったり…。
半年しか経っていないのに、もう何十年もこの世界を覗いていたような気持ちです。
フミちゃんの子供時代
おばばとの別れ、お父さんの涙
出会って5日での結婚
しげるさんに買ってもらった自転車
質札に出した母の着物
貧乏すぎて税務署に疑われたり、電気も止められたり
父親に逆らった事のなかったフミちゃんがしげるさんをけなされて怒ったり
前半にこれだけ色々あって、後半では子供が生まれ、漫画家として忙しくなり
金には困らなくとも会話が減って夫婦の距離が開いたり
スランプに陥ったり
娘と確執があったり
色んなシーンが思い出されます。
戦地にいる息子の無事な帰還を願い、夜中にイトツとイカルが「帰って来ーい!」と叫ぶシーンとか
イトツを見送るイカルが「60年もそばにおったのに」と頬を触るシーンとか
半身不随になったお父さんがラッパを吹くところとか
夢を追う事、働く事、家族の素晴らしさ、戦争の恐怖、そして生と死。
たくさんのテーマを詰め込みながら、お涙ちょうだいでも、説教がましくもなかった。
すごくいいドラマでした。
NHKの底力!
安来から始まった物語は安来に帰って終わりました。
最後に「隣にいつもお前がいた」って言うしげるさんの言葉は何よりも深い感謝の言葉だった。・゚・(ノД`)・゚・。
肩を抱かず、かるく叩くだけの所も無骨な昭和男らしく(笑)
もう「そげですね」も「だらぁ!」も聞けないのか…
はぁ……。
学校が終わったときと同じくらいの虚脱感!!
来年、境港市への旅行を計画中!