中島監督の作品はずっと見ております。
今回はショッキングな告白から始まる映画。
いつもの鮮やか色彩はなく、全編に渡って青みを帯びた映像。
冷酷の青。静かな怒りの青。水の青。青春の青。
その中に入ってくる牛乳の白と血の赤が禍々しい。
娘を殺したAとBに教師は復讐をしたのか?
最後までわからない所も、想像の余地があっていいです。
傷つく事ばかりに敏感で、傷つけることに鈍感な思春期の怖さが切ない。
今日の月1ゴローで吾郎ちゃんも言ってましたが、面白いと言う言葉では終わらない問題作です。
松たか子さんと木村佳乃さんの演戯に引きつけられました。