COUNTER BREAK

ブイさんと本と映画などの記録。

闇の子供たち

タイで行われている児童買春や臓器売買がテーマの重い映画。
原作を読んで興味を持ったので映画も見てきました。
宮粼あおい、江口洋介妻夫木聡と豪華キャストなのにあまり宣伝が無かった気がするのは重い内容のせいでしょうか。

さすがに映像なので直接的なシーンは大分削られていますが、それでも衝撃的です。

自分の子を守るためなら見知らぬ子供が犠牲になってもいいのか。
答えを出すのはとても難しい。
第三者の立場なら何とでも言えるが、自分の子供だったらどうするだろう。
名も知らぬ他人より、手の届く範囲の人の幸せを願ってしまうのではないか。

見ると色々考えさせられます。


人権を守るため戦う人たちの映画かと思いきや、最後に驚きの結末が。
原作には無かった展開。

本当に戦うべき相手は、自分の中にあるエゴかもしれません。