COUNTER BREAK

ブイさんと本と映画などの記録。

猿の惑星 創世記

現代のサンフランシスコ。若き科学者ウィルは、ある研究所でアルツハイマー病の治療薬の実験に没頭し、シーザーと名付けたチンパンジーを可愛がっていた。
やがて知能が劇的に発達したシーザーは、地球を支配する人類を脅かす存在へと成長していき……。

1968年の名作『猿の惑星』はオチしか知らないのですが、こちらを見てみた。
面白かったです。隣にいた小学生の男の子も面白かったと言っていました(笑)
それぐらい分かりやすいので、物足りない人もいるかもしれませんが。

猿も人間もどちらも切なかった。
ウィルは父の病を治したかったし、シーザーも子供のように大事だった。
シーザーは人とも猿とも違う自分の存在に悩んだ。
両方に感情移入してしまう。どちらも悪ではない所が難しい。
人間に仲間を殺されシーザーが人間との別離を決意するシーンでは、ここで人間のとった行動が違えば、猿の惑星にはならなかったのかと思ったりしました。


エンディングの緑の光でウイルスがばらまかれていく描写は、無機質だけどぞっとします。

そして猿の惑星へ続く…。