COUNTER BREAK

ブイさんと本と映画などの記録。

本S

残穢

怨みを伴う死は「穢れ」となり、あらたな怪異の火種となるのか──。畳を擦る音が聞こえる、いるはずのない赤ん坊の泣き声がする、何かが床下を這い廻る気配がする。だからあの家には人が居着かない──何の変哲もないマンションで起きる怪奇現象を調べるうち、…

鬼談百景

小野不由美が描く九十九の怪異。読むほどに不穏な闇は深まり、恐怖がいや増すーー。百物語怪談文芸の最高傑作、ここに誕生! 『幽』好評連載に加え新作十八編を書き下ろし収録。 不思議な話、怖い話が短編で収められています。 一つの話が3Pくらいなので、…

キタキタキター!

図書館戦争、実写映画化! 堂上は岡田ですって!!! テンション上がるじゃないの〜!来年GW公開って、これまた大急ぎで撮影しないと間に合いませんが…。 0より公開早いぞ(^_^;コンサートは土日開催でやれば問題ない!

舟を編む

玄武書房に勤める馬締光也は営業部では変人として持て余されていたが、新しい辞書『大渡海』編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられる。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく。しか…

長い廊下がある家

廃村に踏み迷った大学生の青年は、夜も更けて、ようやく明かりのついた家に辿り着く。そこもやはり廃屋だったが、三人の雑誌取材チームが訪れていた。 この家には幽霊が出るというのだ―。思い違い、錯誤、言い逃れに悪巧み。それぞれに歪んだ手掛かりから、…

命売ります

目覚めたのは病院だった、まだ生きていた。必要とも思えない命、これを売ろうと新聞広告に出したところ…。 三島作品を軽そうなものから読んでみよう作戦! あらすじだけ見ると、筒井康隆が書きそう。命などどうでもいいと思っていた主人公が、命を買った人々…

ダークゾーン

神の仕掛けか、悪魔の所業か。 地獄のバトルが今、始まる! 戦え。戦い続けろ。遺棄された海底炭坑の島──端島。コンクリートの護岸に囲まれて、建物が密集した独特の外観から、軍艦島という通称で知られている。だが、何のために、こんな島へ来たのかは、思い…

白いひつじ

進学のために上京した鳥貝は、大学で出会った学生に、ある男子寮を紹介される。二階建ての洋館に住まう〈おとな〉な男たちに、17歳の鳥貝は翻弄されるばかり。揺さぶられる気持ち、蘇ってくる微かな記憶……。生意気で才気溢れる青年たちと、素直で愛らしい少…

三島由紀夫のレター教室

友達からおススメしてもらった1冊。 三島と言えば金閣寺と仮面の告白しか読んだことが無くて、私の読解力では理解できず苦手意識が強かったけど、これは芸術的要素よりエンタメよりなので読みやすいと薦められる。 三島と言えば美文。 心理描写を美しい文章…

ごろごろ

図書館戦争をレンタルコミックで読んだのですが…。 これは…昔のコバルト文庫か?!ティーンズハートか?! は、恥ずかしい……。ごろごろする恥ずかしさ!!! 弓きいろさんの作画がまた正統派少女マンガでたまりませんな。 自分で買おう(ノ´∀`) 原作も読みた…

漫画の話

snowさんが書いていたので影響されて私も好きな漫画を書いてみます(笑) 今でも大量に読んでいるので、絞れない〜〜。 とりあえず小〜高校までに読んで思い出深い5作。 完結しているのだけに絞ってみた。 ・ときめきトゥナイト 蘭世の黒髪ロングヘアーは永遠…

芙蓉千里・北の舞姫

三部作の一作目と二作目。 明治末期、自分から人買いに買われた少女フミが、その才能で芸妓として花開く1作目。 芸妓としての日々とパトロンの黒谷との関わり、舞うことへの悩み苦しみ、全てを捨てて惚れた男の元へ向かうまでの二作目。大陸を駆け抜ける一…

日本が融けていく・官僚の責任

元官僚古賀さんの本、2冊を読んだ。自民党から民主党に変わったけど、実際は天下りはなくならないし、官僚は自分たちの事しか考えてないし、政治家も国民の事は考えてないし、若い官僚が頑張っても上にいる腐ったのに潰されちゃうよ〜。 っていう内容を分か…

消された一家 ―北九州・連続監禁殺人事件

先日犯人の男性に死刑、女性に無期懲役の判決が出た事件。 裁判を傍聴した作者が、事件を淡々と描いていきます。 凶悪な犯人がたくさんの人を殺す事件より、この事件は怖ろしい。 犯人は一切手を下さず、家族に殺させ、死体を解体、隠蔽させる。 大の大人が…

天地明察

大和暦を完成させた渋川春海が主役の物語。 碁の名門に生まれながら、算術、天文、神道を学び、幾度もの失敗を経てついに大和暦を作成する。 暦ってあって当たり前、これを作って何が変わるのか? と思ってたんですが、暦を作るということは日付を作る事。 …

人は見た目が9割

タイトルで見た目が人に与える影響を書いているかと思えば、なぜか漫画やドラマの演出方法だった…。 騙された(>_ 普通の生活には役に立たないw

都市伝説の正体

様々な都市伝説は、どこから生まれ、どのように広がっているかを調べた1冊。 都市伝説とか大好きなので面白かったです。 最近はインターネットの影響で広がり方も爆発的ですね。

女中譚

女中として働いていた一人の老女の回想。 平成の秋葉原から始まり、記憶は昭和へと戻っていく。 語り口が軽妙で面白かった。

桐畑家の縁談

普通の姉・露子と変わり者の妹・佳子。 佳子が台湾人の彼と結婚する事になり…。お互いにコンプレックスを抱きながら、仲のいい姉妹。 上手く生きているように見える姉は自分の道を模索していたり、不器用な妹は意志の強さで自分の道を突き進んでいたり、と合…

夏目家順路

脳梗塞で急死した夏目清茂。 彼の葬儀に集まる人々。 それぞれの胸のうちで描き出される清茂の人生とは。息子、娘、隣人、娘婿、孫、それぞれが葬儀に集まる中で故人の事を思い、また自分の事も考える。 人の目から見た清茂は少しずつ違っていて、人間の多面…

幼い娼婦だった私へ

カンボジアで児童虐待、性的搾取を受けた著者のノンフィクション。 男女平等が掲げられた現代でも、国が違えば人権さえも得られず生きている人たちがいる。 日本中の人たちがこの問題について、もっと考えるように情報提供をして欲しいと思った。知ってる人…

小さいおうち

昭和初期に女中として働いたタキと、平井一家の物語。 私の祖母くらいの年代の方が生きていた時代のお話。 老人になったタキさんが思い出をノートに書いていく、という形式で紡がれていきます。 昭和と言うと戦争のイメージが強く、重苦しい雰囲気を想像しま…

お菓子手帖

【送料無料】お菓子手帖私は食べ物がおいしそうに書かれている小説が好きです。 食べ物が美味しそうだと、想像して楽しくなるのです。 そのきっかけは長野まゆみさんの天体議会でした。 作者は食べ物をキラキラと書ける方です。 食いしん坊にはたまらん!そ…

悪の教典 下

【送料無料】悪の教典(下)衝撃の下巻。 以下ネタばれ 上巻で広げた風呂敷を畳むので、下巻は怒涛の展開に。 上巻の方が蓮実の不気味さが出ていたような気がする。下巻になるとなんだか短絡的思考?危機からの脱出のため、蓮実が選んだのは学校に残る全員を…

悪の教典 上

前作「新世界より」はSFだったので設定を理解するまで入り込むのが難しかったのですが、今回は現代が舞台なので読みやすいです。 人によって作家に合う合わないがありますが、私は貴志さんの小説が好き。 全作読んでるけど、どれも面白い。 厚いですが先が気…

ゲゲゲの娘 レレレの娘 らららの娘

水木しげる、赤塚不二男、手塚治虫。 日本を代表する3人の漫画家の娘達の座談会を本にしたものです。大らかな父と仲良しな娘、奔放な父に振り回される娘、偉大な父に反発する娘。 三者三様の親子関係と、娘から見た<父親>としての姿が語られています。天才…

まほろ駅前多田便利軒

読んだのですが、あまり印象が無い。 残念ながら三浦さんの本は合わない物も多いですorz この話は良くも悪くもラノベっぽい。

ゆんでめて

いきなり5年後に飛んでいる!屏風のぞきが大変な事に!5つの短編が、時系列をさかのぼって進んでいきます。 屏風のぞきを失ってからの若旦那の生活、新しい妖怪や恋した少女との出会い…。 本のラストの話で、若旦那は屏風のぞきがいなくなる未来を選ばず、…

パリジャンと思って結婚したら、ただの貧乏なオタクでした。

フランス人と結婚して、憧れのリッチな暮らし! と思ったら、フランス人の彼はアニメオタクで日本に憧れてやってきた貧乏人だった…。 というエッセイ。価値観や生活習慣が全く違うフランス人オタクとの生活が面白おかしく書かれています。しかし、ビターなラ…

赤い月、廃駅の上に

夏ですね。 夏と言えばホラー! というわけで、ちょっとホラーっぽい本を読む。 タイトルにちなんで、全ての話が鉄道がモチーフです。 これはホラーと言うより、「世にも奇妙な物語」系ですが。 昔からこういう不思議だったり、怖い話が大好きなのです。 怖…